商学分野について

商学は商品などの流通に関わるさまざまな現象を研究する分野です。商学の今日における研究の中心分野はマーケティングといえます。マーケティングとは個人や企業が消費者の意向を製品に反映したり、その製品を提供する過程を研究するもので、具体的には宣伝広告、販売促進、市場調査といったものをいいます。また、流通分野も重要です。流通分野では商品の流通過程の研究等を行い、商業立地、消費者行動の理解、小売り・卸売業の実際などを学びます。

関連する学問として企業経営を学ぶ経営学、企業会計を学ぶ会計学は商学とともに体系の3本柱となっていることが多いようです。また金融論、貿易論などはマーケティング論などとともに商学の基幹科目として位置づけられています。


学科名 内容

設置大学数

商学科 商学の中心的な学科です。
40
商業学科 経営学の中で商業を中心とするもの。商業簿記、商品論などを研究
貿易学科 国際経済を中心に、貿易の理論と実際を学ぶ
流通学科 商学としてでなく、流通を独立した科学と位置づけ企業活動を考える
国際商学科 国際取引論など。語学教育を重視するところが多い。

上記以外でも関連学科として、貿易・観光学科(1大学)、観光産業学科(2大学)などがあります。


卒業後は一般企業への就職が中心となります。デパート・スーパー・商社など流通系が中心となりますが、製造業、金融・保険業・卸売・小売業などさまざまな分野で活躍が期待されます。
また、税理士、公認会計士、中小企業診断士などの資格を取得して、自立を目指すケースもあります。

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